一次感染と二次感染
最初の病原体による感染を一次感染、続いて別の病原体による感染を二次感染という。また、同一宿主に2種類以上の病原菌によって感染が起こることを混合感染という。二次感染の一例として、一次感染を抗生物質で排除してもその抗生物質抵抗性の常在菌が異常増殖を起こす菌交代現象がある。
局所感染と全身感染
病原体が侵入・定着部位に限局して病変を起こす場合を局所感染という。この病原体が血行性など全身に広がって症状が出た場合を全身感染という。
持続感染と不顕性感染と潜伏感染
持続感染:病原体が生体から完全に排除されずに症状が治まっている状態。そういった状態の人を保菌者という。
不顕性感染:病原体に感染しても発症しない場合をいう。
潜伏感染:病原体に感染してもすぐ症状が出るわけではない。感染しても発症していない状態をいう。その期間を潜伏期間という。
新興感染症
輸入感染症のうち、継続的に国内での発症が見られるようになったもの。
例:後天性免疫不全症候群
再興感染症
社会情勢の変化により、近年まで抑えられていた発症数が再び増加傾向を示すもの。
例:結核
人獣共通感染症
ヒトとヒト以外の動物の両方に感染を生じ、予防対策に両者への介入を要するもの。
例:狂犬病、エキノコッカス
感染症法では以下のような分類がなされている。
一類感染症
二類感染症
三類感染症
四類感染症
五類感染症
新型インフルエンザ等感染症
指定感染症
新感染症
脳など中枢神経
髄膜炎、脳炎など
顔
鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎、眼窩蜂窩織炎など
首
甲状腺炎、レミエール症候群など
肺・気管支
肺炎、気管支炎、結核など
心臓・血管
感染性心内膜炎、心外膜炎、心筋炎、感染性大動脈炎、敗血症など
腹
胆嚢炎、胆管炎、肝炎、肝膿瘍、壊死性膵炎、脾膿瘍、腸炎、腸腰筋膿瘍など
泌尿器
腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、膣炎、骨盤内感染症など
皮膚
蜂窩織炎、脂肪織炎、ガス壊疽、せつ、よう、伝染性膿痂疹(とびひ)、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、帯状疱疹、水痘、麻疹、風疹、皮膚白癬、疥癬など
関節、筋肉、骨
感染性関節炎、骨髄炎、筋膜炎、筋炎など
リンパ節
リンパ節炎
感染症法では以下のような分類がなされている。
一類感染症
二類感染症
三類感染症
四類感染症
五類感染症
新型インフルエンザ等感染症
指定感染症
新感染症